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ライカ

1 写真愛好家とカメラ愛好家とがあるらしい。

写真愛好家はカメラを道具として使い、何を撮り、何を表現するかに重点が置かれているようだ。

カメラ愛好家は写真表現よりカメラそのモノに愛情がわき、コレクターとなる。

私はどちらかと言うと、写真愛好家に軸足がある。絵画制作の資料を撮るためにカメラを使うことが多い。ゆえに写真を一つの作品として撮り続けることは無いが、結果(プリントした)に意味があり、それなりのものが写し取れていればよい。それを私の作品とのコラボで一つの作品が出来上がる作業のためのカメラといえる。

しかし、まったくカメラ愛好家の素養がないかというと、それもある。カメラ自体の美しさに引かれ、それ自体一つの作品としてカメラ愛好家だけが判る心の充足感に浸ることも有る。

この写真のライカはオークションで落札し、現在も使用しているもの。今の高性能のデジカメと比べたら、使いづらく、考えながら操作しなけらばならない。しかし、最近それも又楽しいく、時々持ち出して散歩カメラとして利用している。

この世にカメラ愛好家がいなければ、このライカを手にすることができなかっただろう。その他数十年まえのカメラも所有している。発売同時は高価で購入する事も出来なかったカメラたち。カメラ愛好家の方々には感謝だ。

ただ、私の場合は使うことを前提としているため、壊れるまで使うだろう。当然、傷も付くだろうから、コレクターとは少々違うカメラ愛好家なのかもしれない。

数十年たったて機能するカメラは今のデジカメには不可能だろう。長くて3年で物としての機能も役立たずになるのではないかと思っている。

こう考えると、良いものとは数十年たっても修理が利き、持つ事により心の揺らぎが違った波として押し寄せ、新たな価値として生き続けるものであるのかもしれない。

私が生まれた年に製造されたこのライカⅢf。持ち主も何代かに引き継がれ、今私の手にある。そして、今も機能している。

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